狩猟型商売人と農耕型商売人

商売人は大きく分けて『狩猟型』『農耕型』という2つの種類に分類され、誰もが双方の要素を持っていると感じます。また業種によっても、この辺が色濃く出たり、お仕事の工程やセクション等でも役割が変わったりするのです。

狩猟型
狩るのが大好き、成約だって得意、決まった瞬間・売れた一瞬に、この上ない喜びを感じます。狩る事、獲物を仕留めることが出来なければ、飢えてしまうため、そのダッシュ力はハンパじゃありません!!注意力に優れ、空気を読み、刺激と激動の中で嗅覚が磨かれるのです。
個 人プレーだって得意ですので、今までのスキルと勘で様々な局面を乗り越えようとします。しかし、『育むスキル』には欠けているので、本来『計画的、ルーチ ンワーク、地道』などの事は無頓着。というか、向いておりません(笑)せっかちで短気、諦めやすいけど『切り替え』も上手なので、何かあってもクヨクヨせ ず「よーし。次っ!!!」と再チャレンジするのです。

農耕型
『育 むのが大好き』と言う方はコツコツながーーーーく続ける事に長けております。進んでいく、育っていく、積み上げて行く事に、とても喜びを感じ得意としてい ます。とても小さな事に対する観察力に優れているので変化だって見逃しません。時間を掛けながら開花して結実した実りに感謝します。チームプレーを重ん じ、共調の中で物事を進め、確実に収穫を得る事が出来ますので、人間関係づくりにも、そのスキルは反映されています。しかし、急激な変化や不安定な要素、 計画的な流れを逸脱したシチュエーションは苦手。警戒心も強く、動きも遅いので何か起こった時の初動はスロー。(汗)切り替える事は極めて苦手でグズグズ 引きずりやすいが、気が長く、腰が強いので、目的達成に対する強靭な信念を持っており確実に遂行するのです。

と、こう観ると…商売人である私たちの中にも、持って生まれた傾向が存在することに気づきます。また『ウチの業種は主に狩猟型だが、農耕型の部分もある』とか、『私は狩猟型だが、部下は農耕型だ…』とか、他との兼ね合いやバラン ス、役割分担みたいなモノも。しかし、農耕型にしても狩猟型にしても一長一短があるので、例えば組織の場合ならセクションごとに、もし個人店なら自分に足 りない部分を意識することで、「狩る・育むのバランス」がとれた商売に臨めるのでは?と感じるのです。狩ることが出来ても計画性が無ければ飢え死にしま す。育むことが出来ても変化に対応できなければ、それまでです。成約だけをゴールとせず、既存客さん・OB客さんとの関係を作り、そしてまた再購入して頂く。というのは、まさに『狩る&育てるスキル』の集大成。

自分の中のバランスや組織形成のポイントとして、この狩猟型・農耕型を意識しながら考えると、良いアイデアが浮かぶかもしれませんよ?