方向性の定期確認

先日とある社長さんから相談を受けていたときの事です。どうも同じ所をグルグル回っている気がする。と、彼はこう言うのです。

同じような事を行い、同じような結果を出し、同じような毎月を送る。コレは十分ありがたいコトですが…彼はそれが不満なのです。もっと業績も上げ、ステップアップしたいんです!とおっしゃいます。

そこで私は質問しました。何故業績を上げたいのですか?ステップアップした世界には何が待っているのですか?彼はどちらかと言うと深く物事を考えず感情で動くタイプ。なので、一度落ち着いて情動の源泉について考えてみようじゃないか!と提案してみたのです。

拡大した時に得るお金なのか?そのお金をどう活用したいのかスタッフ達の生活を更に豊かにしたいのか?仕事自体をもっと面白くしたいのか?…etc深く掘って行くうちに「ああ。そういうコトだったのね」と。

こちらの会社ではお困りになっている方たちの解決商品を販売、お客さま達からも大変支持を頂いております。そもそもこの商品は「お困りになっている方たちの助けになりたい!」という背景から世に出たのです。という事は…彼の口から出るべきセリフは「もっと早く助けたい」とか、「もっと楽にしてあげたい」とか…本来ならこういったセリフなはず。

お客様に向けられた想いが源泉にも関わらず「世間で云われている成長」に自社の方向を合わせた事で起こっていた「消化不良」だったのです。つまりお金や豊かさよりも
困っているお客さま達を「もっと〇〇にするんだ!」という方がこの社長の意向に合っていた。というコトです。ステップアップの方向性が違っていたのでそれを本人が察知、「何だかしっくり来ないなぁ~」という状態になっていたのです。

社会の常識と云われている事はある意味正解、ある意味間違いだと思います。場合によっては、この社長のように会社の方向性や経営指針に影響する場合だってあります。自社・自店の本質的な存在意義・存在理由を常に意識するって大切なんですよねぇ~。(^v^)

このように…人には「向き(方向)」があるんです。同窓会で久々に会った旧友。昔はとても話が合ったんだけど…何故か楽しくない。という事は 1)方向 2)年月(時間)に由来します。

1人ひとりの人生における環境に合わせ、各自はバラバラの方向に向かい、同じ年月を重ねるごとに全然違う場所に立つので声が届かなければ、理解し合うのも難しい…なんて事は良くある話です。1日にたった1度方向が変わるだけでも1年で、10年で、人は全く違う場所に行ってしまいます。

商売にも確実にコレが存在しているので、定期的に「自分補正」をした方が良いのです。人間は簡単に曲がっちゃうので、すーーーんごく大切な事は「曲がるもんか!曲げるもんか!」という強烈な意志も重要なんですよ(^_^;)