P10/自分を愛していないのに自己中心的

※望月まもるが音声にてこの話をしております。音量に気を付けて再生を押して下さい。なお音源はpodcastでも配信しておりますのでiTunesやpodcastにて「望月まもる」と入れて検索して下さいませ。このお話は約12分で聞けます。

 

・お客さんを数値化、見える化、→分析は出来るけど…

・社員評価を数値化、「結果」だけではなく、得意な部分、仕事の仕方や個性、心の成熟度などは?

経営における指標はなるべく分かりやすくしたい…は分かるのですが、人材育成の面から観た場合、個性をどう伸ばすか?この社員に最適なセクションはどこか?このスタッフには、どんな工程、経緯を経れば成長していくのだろう?などの視点も大事なのです。

 

まして社会は様々な人間関係であふれています。社内も社外も協力会社さんも、お客様も株主も、何らかの人間関係です。その中において、最近はコミュニケーションが苦手な方も増えている様です。今日はその中において、「自己中心的」のお話をしたいと思います。

 

自己中にもいろんな種類があるのです。

 

さて…この後にもシリーズとしてお話いたしますが、人の土台は『自己承認』で支えられています。根拠のない自信の正体、根拠は自分で自分を認めている数や深さです。

 

自己承認が深い場合、そのまま「自分を信じる心の強さ(オリジナリティの土台/私が私で良いという確信)」になるので、ダメな自分、嫌な自分があってもしっかり受け容れる事が出来る勇気や強さも持てます。

 

『自分で自分を認める(素晴らしい部分もダメな部分も)』と、我がドコから来て、これまで何をしてきて、何を得てきて、今どこに居て、何を思っていて、どこに行こうとしているか?を知っているし、ペラペラ語れます。自己承認が多ければ多いほど、深ければ深いほど、「自分を信頼する」「自分を愛する」「自分を尊敬する」という部分に繋がり、鏡の法則でその分、『他者も信頼できる』『他者も尊敬して接する』『他者も手放しで愛する事が出来る』となるのです。自分の目が自分の中に向けられていると、自分の喜びや幸せの為に日々があることに気づけるのです。

 

なので、この方達は…当然自己中です。とは言っても、自分の立ち位置、自分の考えや意見、自分の理想、自己実現の為に生きているだけなのです。自分を尊敬しているので、他者も尊敬している。自分を信頼しているので、他者も信頼している。なのでという状態です。

 

しかし、目を外に向けて他者の顔色や評価ばかり気にしていた人たちは、「他者からの承認が全て」という価値観になります。この方達は「他者を信じなくてはならない」「尊敬しなくては」「愛する…ことが出来るかな」と、同じ内容でもとても不自由な感覚になりがちです。そして「他者からの承認」が栄養源ですので、必死に賞賛と承認を求めるようになっていきます。『いいねゾンビ』として、賞賛と承認を求め続けるのです。

内側を観れば良いだけなのに、外側ばかり見るからこうなっていきます。他者からの承認を得たい人は、自分がホメてほしくて良い事を行います。承認されるからです。しかし、自分の予想通りにホメられなかった場合は、「せっかく〇〇してやったのに」と言います。「のに」がついた場合は、他者の為でなく自分の為になるのです。これが「偽→人の為」と云われる所以かもしれませんが、本当(本来)の『人の為』は、もっと高次元の部分で動いています。

 

アドラー心理学のアドラーさんが、ずばり『自分を愛していないのに自己中心的』『偽のプライドで身を固め、自分を愛してもいないくせに、他者を承認の道具にしている』と申しております。

 

自己承認(自分で自分に「いいね」をする)が足りていないと、自分が嫌だと思っている自分、卑怯でクズな自分を認められないし、受け容れられないものです。

しかし、そんな自分を微塵も感じさせないよう、他者に世話を焼き、ある時は自己犠牲までしながら、自分への承認を求めるのです。

 

これに対してアドラーさんは『他者を承認の道具(つまり人として見ていない)にしている』と説いているのです。

 

人が人であるためには、大小の行動から始まります。トライし、体験し、達成し、学びや気付きを得て、「私、スゴいね」と、自分を認めることから始めるのです。何故ならそれが自分を愛する道であり、他者と人間らしく付き合う近道なのです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

次回は「P11/陽転の技術」というお話ですので、お楽しみに!

 

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