ホットペッパーをやめたいんです
「ホットペッパーをやめたいんです。でも怖くて」
…と言う言葉を、何人のサロンオーナーさんから聞いたかわかりません。数え切れません。
何故なら売上の15~20%も広告費を持っていかれたり、ようやく訪れてくれたお客さんもクーポンや安売り目的ばかりで、リピートしてくれなかったり…。
それでもやめると、お客様が来なくなるかもしれない。という不安は間違っていません。
そうですよね。
来なくなりますもの。
しかし、そんな方は、「うちの店は今のままで良いのだろうか…」とも思っているはずです。
ホットペッパー依存の構造
さて、ホットペッパーは、何故やめられないのでしょう?
理由はとてもシンプルです。
「ホットペッパーがなければ新規客が来ない」という状態になってしまっているからなのです。
自前の集客力…例えばリピーターや紹介、SNSからの流入やLINE登録者への告知などを育てていないと、ホットペッパーの様な「広告プラットフォーム」に依存し続けるしかなくなります。
そして、ここで悲しくもシビアな事実を突きつけますが…
安売りやクーポンで来たお客様は、決して「そのサロンが好きだから来た」わけではありません。
「安かったから来た」のです。
気持ちは分かります。
最初は安値に惹かれて来店しても、技術力やセンスを認めてくれれば、必ずリピートしてくれるはずだ。と思いたいし、実際に一部はそんなお客様もいらっしゃいますもんね。
しかし…それは何人来店されたうちの1人ですか?
大抵の場合、バーゲンハンターと呼ばれる客層は、次も別の安いクーポンを探し、その店に行くのです。
商売は利益が残らなくてはやっていけません。
これでは疲弊するのは当然だし、この循環の中にいる限り、売上は上がっても利益は残らないのです。
そうです。このサイクルに居る人達が、店を閉めるのですよ…。
やめた後に何が残るか?
「ホットペッパーをやめる」というのは、「広告に頼らない集客力を作る」ことです。
だからこそ、広告をかけながら先にやらなければならない諸々、そして順番があります。
先にやること
今、来ているお客様と関係をつくる。LINEでつながる。ブロックされない様なメッセージや情報を送る。名前を覚える。次回予約を促す。紹介を頼めるほどの関係を作る。サンキューレターやお礼のメッセージを送る、キャンペーンポスターなどを店内に掲示したり、その内容を顧客全員にお伝えする…。
いっぱい出来ることはあります。
この辺が出来てくると、リピートや再購入で売上が保てる様になります。
そこから少しずつ、段階的に、ホットペッパーの掲載コースを落としていくのです。
「自前の集客力」が育った状態で落として行きながら、月間に必要な新規客数を取れてれば良いのです。
最低金額で充分売上が上がってるお店の構造はこんな感じなんですよ。
クーポン客から「ファン客」へ
かつての私のコンサル先に、ホットペッパー依存を、3年かけてゼロにしたリラクゼーションサロンがあります。
1人経営で、当初の月商は40万円ほど。今では月商250万円を超えているそうです。
最近は店舗も引越し、新しくピカピカになりました。
彼女は毎回の施術時に、お客様の話をとことん聞いてました。名前だけでなく、家族のこと、仕事のことや悩みに耳を傾け、1人ひとりと大切に付き合いました。
お客様達で集まって飲み会をしたり、花見に行ったり、色々なイベントも企画しています。
なので、彼女の店の冷蔵庫には、お客様達からのお菓子や果物、野菜などでいっぱいです。
施術をしてもらう。チケットを買ったのでもったいないから行く。痩せたいから。サイズを落としたいから。髪をカットしたいから。
サロンと呼ばれるお店に行くお客様達の目的はこんな感じですよね。
しかし、先のお店はそうではないのです。
「この人に会いに来たい」と思いながら、誰もが親しみと敬愛を込めて「せんせーい」と店の扉を開けるのです。
と、ここまでなれば、広告やホットペッパーの予算など、それほどかけなくても、「紹介」と「リピート」だけで充分予約が埋まるようになります。
そして、このサイクルに入ったお店は長年継続出来るのです。
出口は「関係性」の中にある
と言う感じで、広告やホットペッパーをやめる「出口」は、特別な技術でも、派手なSNSでもありません。今目の前にいるお客様との関係性を、丁寧に1人ずつ深めるだけです。
AI時代になって…いや。AI時代だからこそ、「この人だからこそ行きたい!」という動機は消えません。
むしろ、情報が氾濫するほど、「人」との信頼や関係性が希少になっていくからです。
よくある質問
ホットペッパーをやめると集客がゼロになりませんか?
急にやめると集客数は減ります。そのため「辞める前に自社集客の入り口を作っておく」ことが重要です。Googleビジネスプロフィール整備、ホームページのSEO対策、LINEでの既存客フォローを先に仕組み化してから、段階的にホットペッパーの比率を下げていく順番が安全です。
ホットペッパー依存から脱するためのステップを教えてください
①既存患者さんへのLINE登録を促す(接点の自社化)、②Googleビジネスプロフィールの口コミを増やす(検索での露出強化)、③ホームページにSEO対策を施す(有機的な流入を作る)、④紹介・口コミの仕組みを院内に整える(無料集客)、この4ステップを3〜6か月かけて進めることで、依存から脱することができます。
自社集客の仕組みを作るために、最初に取り組むことは何ですか?
Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の無料登録・整備が最初の一手として最もコストパフォーマンスが高いです。院名・住所・電話番号・営業時間の正確な登録と、写真の追加・口コミ返信を行うだけで、地域検索での露出が大幅に上がります。費用ゼロで始められる集客の入り口です。
ホットペッパー依存から抜け出す具体的なステップを、セミナーや勉強会でお伝えしています。公式LINEからご相談ください。
もしご相談があるなら、公式LINEからお気軽にご連絡くださいませ。
👉 公式LINE:https://lin.ee/tpXecjZ
望月まもる(集客支援コンサルタント) 地域の商いを見続けて40年。集客や商売を上向きにするセミナーや講習、講義や勉強会などを約20年行う。サロン系の店長さん達が集まる勉強会や講義も多数。他にも商工会や行政、工務店やリフォーム会社、整体院、接骨院などの業界団体でセミナーや講義、勉強会や研修などを行う。クライアントは接骨院、整体院、各種サロン業、物販、通販会社、製造業、学習塾、音楽教室、リフォーム会社、工務店、ポスティング会社など。著書:「儲けるポスティング損するポスティング」「『集める』から『集まる』店へ」
3年で9割廃業するサロン業界
「サロンを開いて3年で9割が廃業する」
この数字を聞いたとき、あなたはどう感じましたか?
「うちは大丈夫」と思いましたか?それとも、胸の奥が少しざわつきましたか?
私は40年近く、地域の商いを見続けてきました。エステ、ネイル、ヘアサロン、リラクゼーションなど、サロン業界の現場も、長く見てきています。
その中で、廃業していったオーナーさんたちに共通しているものと、生き残り続けているサロンに共通しているものの両方を、この目で確かめてきましたので、ここではそんなお話を。
廃業した9割に、共通していたこと
廃業していくサロンのほとんどは、技術が低かったわけではありません。
むしろ、真面目で、努力家で、お客様思いのオーナーさんが多かったほどです。
では…何が足りなかったのでしょう?
「お客様が来なくなったとき、呼び戻す手段を持っていなかった」のです。
技術を磨き、SNSも頑張ったけど…来なくなったお客様に、再度どう接触するのか?
その仕組みを持っていなかったのですね。
廃業時の平均負債額は、エステサロンだけで約3,300万円とも言われています。かなり大きな金額ですよね。
「少しずつ赤字が続いて、気づいたときには取り返しがつかなくなっていた」というサロンが、今も増え続けているのです。
残った1割が持っていたものとは?
では、10年・20年と続いているサロンには何があるのでしょう?
私と長いお付き合いをしている女性サロンオーナーの皆さんに共通していることが3つあります。
1つ目は、「ファン客」を持っていることです。
クーポン目当てで来る客ではなく、「このオーナー・このスタッフだから来る」という客が一定数存在してます。
2つ目は、「接触を切らさないこと」です。
来店が途絶えたお客様に、LINE・手紙・電話など何らかの方法で声をかけ続けてるのです。
人の記憶は「思い出した時に作られる」という説がありますが、彼女達の店は色々な工夫を凝らして「忘れさせない」工夫があるのです。
3つ目は、「オーナー自身が整っていること」です。
これは私がコンサル先や勉強会などで、とにかく重視している部分です。
心にも時間にも少しの余裕があり、お客様に向き合える状態を保っている状態なのです。
疲弊しきったオーナーの空気、不安や心配を背負ったムードは、必ずお客様に伝わります。
これはサービス業の人たち全員に言えます。
AI時代は差が広がる
現代は情報発信に於けるコストが、ほぼゼロ円になっています。SNSで誰でも発信できるし、AIで文章も画像も作れますよね。
という事は…「情報」での差別化はもはや難しいのです。何故なら、何処でも誰でも情報発信は簡単になったからです。
となると…お客様にとって一番大切なのは、「あなた(オーナー)との関係性」だけになります。
お客様が「このサロンに行きたい」と思う理由は、技術でも価格でもなく、「この人に会いたい」と思えるか?
AI時代、デジタルが進むほど、サービス業の本質はここに集約されるのです。
今日から出来ること
決して難しいことは必要ありません。
かつて来店されたお客様のリストを出して、一人に一言連絡する。それだけで十分です。
「お元気ですか?」その一言が、廃業を防ぐ最初の一歩になります。
よくある質問
サロン業が3年以内に廃業しやすいのはなぜですか?
開業時は技術への自信はあっても、「集客・マーケティング・経営」のスキルを持たないまま始めてしまうケースが大多数です。また個人サロンは固定費が低い分、気づかないうちに赤字が続いてしまうこともあります。技術と集客を別々のスキルとして意識的に磨かなければ、どれだけ腕が良くても長続きしません。
廃業しないために、最初に取り組むべきことは何ですか?
「既存客を逃がさない仕組み」を作ることが最優先です。新規集客より先に、来てくれたお客さまが自然と次の予約を取りたくなる流れを院内に整えてください。次回予約の声かけ、施術後のフォロー、定期的な接点づくりから始めることで、安定した売上基盤ができてから新規集客に投資できます。
技術は高いのに経営がうまくいかない場合、何が足りないのですか?
多くの場合「自分の価値を言語化して伝えるスキル」が不足しています。どれだけ優れた施術でも、患者さんが「なぜここに来るのか」を言葉で理解できていないと離れてしまいます。また「いくらで、何を提供するか」という価格設定・メニュー設計も経営の重要なスキルです。技術と同時に「伝える力」を磨くことが長く続く秘訣です。
サロン経営の現実と、生き残るための具体的な方法を、セミナー・勉強会でお伝えしています。もしご相談があるなら、公式LINEからお気軽にご連絡くださいね。
もしご相談があるなら、公式LINEからお気軽にご連絡くださいませ。
👉 公式LINE:https://lin.ee/tpXecjZ
望月まもる(集客支援コンサルタント) 地域の商いを見続けて40年。集客や商売を上向きにするセミナーや講習、講義や勉強会などを約20年行う。サロン系の店長さん達が集まる勉強会や講義も多数。他にも商工会や行政、工務店やリフォーム会社、整体院、接骨院などの業界団体でセミナーや講義、勉強会や研修などを行う。クライアントは接骨院、整体院、各種サロン業、物販、通販会社、製造業、学習塾、音楽教室、リフォーム会社、工務店、ポスティング会社など。著書:「儲けるポスティング損するポスティング」「『集める』から『集まる』店へ」