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2026年4月4日 サロン 商い全般

3年で9割廃業するサロン業界

「サロンを開いて3年で9割が廃業する」
この数字を聞いたとき、あなたはどう感じましたか?

「うちは大丈夫」と思いましたか?それとも、胸の奥が少しざわつきましたか?

私は40年近く、地域の商いを見続けてきました。エステ、ネイル、ヘアサロン、リラクゼーションなど、サロン業界の現場も、長く見てきています。

その中で、廃業していったオーナーさんたちに共通しているものと、生き残り続けているサロンに共通しているものの両方を、この目で確かめてきましたので、ここではそんなお話を。

廃業した9割に、共通していたこと

廃業していくサロンのほとんどは、技術が低かったわけではありません。

むしろ、真面目で、努力家で、お客様思いのオーナーさんが多かったほどです。

では…何が足りなかったのでしょう?

それは、「お客様が来なくなったとき、呼び戻す手段を持っていなかった」という部分でした。

技術を磨き、SNSも頑張ったけど…来なくなったお客様に、再度どう接触するのか?

その仕組みを持っていなかったのですね。

廃業時の平均負債額は、エステサロンだけで約3,300万円とも言われています。かなり大きな金額ですよね。

「少しずつ赤字が続いて、気づいたときには取り返しがつかなくなっていた」というサロンが、今も増え続けているのです。

残った1割が持っていたものとは?

では、10年・20年と続いているサロンには何があるのでしょう?

私と長いお付き合いをしている女性サロンオーナーの皆さんに共通していることが3つあります。

1つ目は、「ファンのお客様」を持っていることです。

クーポン目当てで来るお客様ではなく、「このオーナー・このスタッフだから来る」という方が一定数存在してます。

2つ目は、「接触を切らさないこと」です。

来店が途絶えたお客様に、LINE・手紙・電話など何らかの方法で声をかけ続けてるのです。

人の記憶は「思い出した時に作られる」という説がありますが、彼女達の店は色々な工夫を凝らして「忘れさせない」工夫があるのです。

3つ目は、「オーナー自身が整っていること」です。

これは私がコンサル先や勉強会などで、とにかく重視している部分です。

心にも時間にも少しの余裕があり、お客様に向き合える状態を保っている状態なのです。

疲弊しきったオーナーの空気、不安や心配を背負ったムードは、必ずお客様に伝わります。

これはサービス業の人たち全員に言えます。

AI時代は、この差がさらに広がる

現代は情報発信に於けるコストが、ほぼゼロ円になっています。SNSで誰でも発信できるし、AIで文章も画像も作れますよね。

という事は…「情報」での差別化はもはや難しいのです。何故なら、何処でも誰でも情報発信は簡単になったからです。

となると…お客様にとって一番大切なのは、「あなた(オーナー)との関係性」だけになります。

お客様が「このサロンに行きたい」と思う理由は、技術でも価格でもなく、「この人に会いたい」と思えるか?

AI時代、デジタルが進むほど、サービス業の本質はここに集約されるのです。

最後に今日から出来ることを。

決して難しいことは必要ありません。

かつて来店されたお客様のリストを出して、一人に一言連絡する。それだけで十分です。

「お元気ですか?」その一言が、廃業を防ぐ最初の一歩になります。

サロン経営の現実と、生き残るための具体的な方法を、セミナー・勉強会でお伝えしています。もしご相談があるなら、公式LINEからお気軽にご連絡くださいね。

公式LINE:https://lin.ee/tpXecjZ

望月まもる(集客支援コンサルタント)
地域の商いを見続けて40年。商工会・業種別研修・個別コンサルにて、現場目線の集客支援を行っています。