商店街や地域店が生き残るために
「商店街が空洞化している」という話を、各地で聞くようになりました。
シャッターが増えた。若い人が来ない。ネットで買えば安いから、わざわざ来る理由がないと言われます。
しかし…私はまだ、商店街や地域のお店には、まだ大きな可能性が残っていると信じています。
昔話をいたします。かつての商店街のワンシーンです。
その土地に嫁いできた女性は、買い物の際に近くの魚屋さんに行きます。
魚屋さんは見慣れない顔が買い物に来たとばかりに、その女性に「〇〇さんちのお嫁さんかい?」と話しかけ、魚の種類やさばき方、料理の仕方などを教えてくれました。
また、次に行った八百屋さんでも同じようにそこの店主は、野菜の説明や食べ方、料理の仕方などを教えてくれました。
で、次に行った肉屋さんでも…。
そうです。
商売人は必ず何かの分野のプロなので、とても頼りになる地元の専門家なのですね。
だからこそ素人であるお客さんは、近所にいるプロに質問したり、相談したり、アドバイスをもらいながら、同時に買い物もしていたのです。
買い物をしに来てただけではないのです。教えてもらったり、話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったり、人と人との結びつきを強めていたのです。
しかし、大店法が制定されてから、大きなスーパーやチェーン店があちこちに現れました。商店街からはお客様の影が1人、また1人と姿を消し、それに合わせてシャッターを閉じる店が一軒、また一軒と増えていったのです。
しかし…これ、実は昔話ではありません。
お気づきですか?
令和の現代でもお店を開いている方は全員、「何かの道のプロ」なのです。はい。あなたも。なので、素人であるお客さんに教えられるもの、伝えられる何か、アドバイス出来る知識や経験を持っているのです。
今は教える機会、伝える機会、手ほどきをする機会がなくなってしまっただけなのです。
だからその機会を作れば良いだけでは?
お客さんは、それを知らないから質問してこないだけでは?
アドバイスもらえるなど思っても居ないのでは?
ちなみに昔の女性は、こうしながら土地に馴染み、そして料理の腕も磨いて行ったそうです。
買い物は投票
私の大好きな言葉に「買い物は投票」があります。
どこで、誰から、何を買うか?は、その商売人にお金という一票を投票するのと同じです。
いつもアドバイスをありがとう。
いつも話を聞いてくれてありがとう。
いつも楽しく過ごさせてくれてありがとう。
理由は色々あるでしょうけど、自分に入れられた投票が「売上」であり、商売人としての通信簿・成績表なのです。
「あなたに一票入れたい」と思うのは、発信や映えなのでしょうか?
映えや流行りに誤魔化される層は、あなたが欲しい客層でしょうか?
お客様が見てくれてるのは、表側だけではないのです。
商店街の強みは「人」にある
と言う具合で、街のお店には、大型ショッピングモールやネット通販には絶対にできないことがあります。
それは、「あなた(店主・スタッフ)という身近なプロ」の存在です。
顔が見える。話ができる。相談できる。融通が利く。地域のことを知っている…。
この素晴らしい強みを、今一度意識し、大切にしてほしいのです。
AI時代にこそ、「人がいる商店街・地域店」の価値は上がります。
今日からできること
とは言え、今はネットで通販をするなどの知識やスキルも大切なのも事実です。
地方のシャッター商店街で店を営む方々は、必ず通販をされており、遠方の顧客と出会っています。
なので、
・難しいからな
・今から分かるかな
と腰を引かず、AIに「分からないから教えて!」と頼んでみましょう。
私も61歳でAIを覚えてる最中なのですから、年は理由になりませんよ。ともに前に進んでいきましょう!!
地域の商いが生き残るための具体的な方法を、セミナー・勉強会でお伝えしています。商工会・商店街の担当者の方、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
商店街の集客がうまくいかない根本的な原因は何ですか?
多くの場合、「新規客を集めることばかり考えて、既存客を大切にする仕組みがない」ことが根本原因です。新規集客にかける費用・時間・労力の10分の1を既存客との関係づくりに投じるだけで、リピート率と客単価が大きく変わります。まず「今いるお客さまを逃がさない仕組み」から整えることをお勧めします。
地域のお店が生き残るために、最初にすべきことは何ですか?
「常連客・リピーター客が誰かを明確にする」ことから始めましょう。名前・来店頻度・好みを把握して、その方々との関係を意識的に深めることが最初の一歩です。Googleビジネスプロフィールの整備も並行して進めると、新規来店の入り口も広がります。
他の商店街や地域店での成功事例を教えてください
たとえば、ニュースレターや手書きのサンキューカードを定期的に送り始めた小売店が、常連客からの紹介で新規客が増えた事例があります。また、近隣店舗でショップカードを置き合う取り組みで、来店客が20〜30%増えたという商店街グループも存在します。いずれも費用をかけずに「関係性」を活用した集客が鍵でした。
もしご相談があるなら、公式LINEからお気軽にご連絡くださいませ。
👉 公式LINE:https://lin.ee/tpXecjZ
望月まもる(集客支援コンサルタント) 地域の商いを見続けて40年。商店主や社長さん、宣伝広報や集客の担当者さん達に地域集客や商売を向上させるセミナーや講習、講義や勉強会などを約20年行う。商工会や行政以外にも、工務店やリフォーム会社、整体院、接骨院、サロン系の業種などの業界団体でセミナーや講義、勉強会や研修などを行う。クライアントは接骨院、整体院、各種サロン業、物販、通販会社、製造業、学習塾、音楽教室、リフォーム会社、工務店、ポスティング会社など。著書:「儲けるポスティング損するポスティング」「『集める』から『集まる』店へ」