商売人と美意識
私は商売人に「美意識」が必要だと思ってます。美意識は見た目を整えたり、美術を楽しむ力だけではありません。
それは、自分の中で「何が心地よくて、何が違和感なのか?」を感じ取るための感覚であり、やがて自分の美学に育つから大切だと思ってるのです。
人や自然、空気の流れの中には、それぞれにしっくりくる形やリズムがあります。
美意識を持つのは、そうした自然の調和に自らを合わせていく事とも言えます。
美意識はどう育つのか?
美意識は知識として覚えるものではなく、日々の小さな気づきから育ちます。
1. 観察する
身の回りの景色や音、人のふるまいの中で「なんか良いなぁ…」と感じる瞬間を大切にしてみます。その積み重ねが、自分なりの基準に育つのです。
2. 違和感を見逃さない
「これはちょっと違う」と感じた事を放置しない姿勢も大切です。違和感は他者だけでなく自分へも向けてみます。
違和感を感じる自分の考え方や言葉づかい、取り巻く環境、人との関わり方などを少しずつ整えていくと、美意識は磨かれていきます。
3. 大きな流れを感じる
昔の人達は、作法や芸術などを通して、目に見えない秩序やバランスを感じ取って来ました。その様な視点を持てば、美意識は単なる好みを超え、「生き方」に近いものになっていきます。
美意識があると
美意識が育つと、自分の中に落ち着きが生まれます。
- 判断がシンプルになる
「損か得か」ではなく、「自分にとって大切か?心地よいか?」で選べるので迷わなくなります。
- 信頼されやすくなる
言動に一貫性が生まれ、細かなところまで丁寧になることで、周囲に安心感を与えます。
- 自分らしくいられる
流行や評価に振り回されず、自分の感覚を軸に生きられるようになります。
美意識がないと?
一方で、自分の基準がないと、外の影響を強く受けやすくなります。
- 周囲に流されやすい
広告やSNSなどの情報に振り回され、「本当に自分が望んでいること」が分かりにくくなります。
- 小さな乱れが積み重なる
「これ位良いか」という妥協が重なるので、環境や人間関係に少しずつ不調和が生まれ、溜まっていきます。
- 満たされにくい
表面的な価値ばかりを追うようになり、心からの満足を感じられなくなります。
と、この様に自分の美意識をしっかり持っている人は、周囲に流されにくくなり、無い人は軸も無くなります。
社会の中では、外から与えられた基準に従う方が都合が良い場面も多いので、学校教育や職場などで「美意識の重要さ・大切さ」はあまりされてきませんでした。
美意識との向き合い方
ただし、美意識が強くなりすぎると、「こうあるべき」という考えにとらわれてしまうこともあります。
その結果、他人に厳しくなったり、変化を受け入れにくくなったりも。
また本当の美意識は、きれいに整ったものだけでなく、未完成なものや揺らぎの中にも、「美しさを見つけられる柔らかな目」を含んでいます。
美意識を育てるとは、自分と世界との関わり方を少しずつ整えていくことです。
それは特別なことではなく、日常の中で「心地よさ」に気づくことから始まります。
タオルの気持ち良さ、花の躍動感、雲の波、風の競争、色々あるよね。
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望月まもる(集客支援コンサルタント)地域の商いを見続けて40年。整体・接骨院の勉強会で約10数年講師を務めております。商工会や行政、工務店・リフォーム会社、各種サロンなどの業界団体でも、セミナーや講義・勉強会・研修を行っております。クライアントは、接骨院・整体院・各種サロン業・物販・通販会社・製造業・学習塾・音楽教室・リフォーム会社・工務店・ポスティング会社など多岐にわたります。著書:「儲けるポスティング損するポスティング」「『集める』から『集まる』店へ」